手続き概略

プリンター等の端末が、JDFの仕様書で述べられている全てのものを実装している事は現実的にあまりないでしょう。例えば、もしデジタルプリンティング事業を行っているのであれば、ハードケースに印刷するデータの使い易さを向上させる事にさほど意味がないかも知れません。

RIPはJDF preflightingを容易にする必要はありません。また、Stitcherはおそらくイメージレンダリングデータを扱う必要はありません。個々のデバイスクラスがJDFを処理する必要があるとき、CIP4メンバーは絶えず展開している「相互運用性順応仕様」(Interoperability Conformance Specifications: ICS)という個々のデバイスクラスの規格を提供するドキュメントを提供します。

ICSドキュメントは管理者の作業、(すなわち、作業フローシステム、Print MIS、印刷管理システム)と、作業者(システム又はソフトウェアーを操作する人材)とのインタフェースを確認します。すべてのJDFによって可能にされたデバイスに適用されるベースICSドキュメントに加えて、ICSドキュメントは様々なインタフェースをカバーするために発表されました。以下のものがそれに当たります:

  • 製本
  • プリプレスへのMIS
  • 従来の印刷へのプリプレス
  • 従来の印刷(Sheetfed)へのMIS
  • 統合デジタル印刷
  • 課題へのレイアウト作成

これらのICSドキュメントは「管理者」と「作業者」の役割を定義します。それらは、管理者の読む能力や、作業者のJDFを書く能力含んでおり、追加データタイプと同様にJob Messaging Format(JMF)オプションの最低限のサポート、どの様にファイル交換するかの定義や、特定のJDFの過程とリソースの必要なサポートを定義しています。 ICSドキュメントがJDF仕様書に加えないのに注意が必要ですが、それらは追加規制を提供して、定義するインタフェースに特定できます。(PDFファイルとしてICSドキュメントをダウンロードしたい方は、http://www.cip4.org/document_archive/ics.phpをご参照ください)

ICSドキュメントは製品証明テストに基礎として使用されますが、多くのICSドキュメントが開発中です。最初の製品証明試験施設と他のものがヨーロッパとアジアで加えられるとき、CIP4はPIA/GATF上にサインしました。新しい製品や既存の製品が「証明されたJDF」(JDF Certified)とラベルされる作業が進んでおり、近いうちにそれらの商品を目にする事も徐々に増えていくでしょう。そして、各検定試験は特定のICSドキュメントに焦点を合わ始めるでしょう。

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